Microsoftは米国時間12月8日、LinkedInの買収手続きを完了したと発表した。
Microsoftの最高経営責任者(CEO)を務めるSatya Nadella氏は同日、買収完了を受け、統合に向けた最初の優先項目の概要を示した。「短期的」な項目として次のとおり挙げている。
- Microsoftの「Outlook」と「Office」スイートでLinkedInのアイデンティティとネットワークを使用可能にする
- 「Windows Action Center」内にLinkedInの通知を表示する
- ユ―ザーが「Word」で履歴書を作成してプロフィールを更新し、LinkedInで求人を検索して応募できるようにする
- スポンサー付きコンテンツのリーチをMicrosoft製品全体に拡大する
- 「Enterprise LinkedIn Lookup」と「Active Directory」「Office 365」を連携する
- Office 365と「Windows」エコシステム全体で「LinkedIn Learning」(Lynda.comを含む)を利用可能にする
- コンテンツエコシステムとMSN.com全体にわたるビジネスニュースデスクを構築する
- 「Sales Navigator」と「Dynamics 365」の組み合わせによって、ソーシャルセリングを再定義する
Microsoftは6月に、LinkedInを262億ドルで買収する計画を発表した。Microsoftは、この買収が他のプロフェショナル向けソーシャルネットワークの妨げにならないことを保証するための複数の譲歩案を提示したうえで、6日に欧州連合規制当局の承認を得た。
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提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。